|
|
|
|
|
涙ポロポロ…の巻 |
|
2010年3月は、園子が担当します。
先日、訪問先で利用者さんの娘さんが読んで聞かせてくれた「手紙」という詩が、とても感動したので紹介したいと思います。
手紙 〜親愛なる子供たちへ〜
年老いた私が ある日 今までの私と違ったとしていても どうかそのままの私のことを理解して欲しい
私が服の上に食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても あなたにいろんな事を教えたように見守って欲しい
あなたと話す時 同じ話を何度も何度も繰り返しても その結末をどうかさえぎらずにうなずいて欲しい
あなたにせがまれて繰り返し読んだ絵本のあたたかな結末は いつも同じでも私の心を平和にしてくれた 悲しいことではないんだ 消え去ってゆくように見える私の心へと 励ましのまなざしを向けて欲しい
楽しいひとと時に 私が思わず下着を濡らしてしまったり お風呂に入るのをいやがるときには思い出して欲しい
あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 様々な理由をつけて嫌がるあなたとお風呂に入った 懐かしい日のことを 悲しいことではないんだ 旅立ちの準備をしている私に 祝福の祈りを捧げて欲しい
いずれ歯も弱り 飲み込むことさえ出来なくなるかも知れない 足も衰えて立ち上がることすら出来なくなったら あなたが弱い足で立ち上がろうと私に助けを求めたように よろめく私に どうかあなたの手を握らせて欲しい
私の姿を見て悲しんだり 自分が無力だと思わないで欲しい
あなたを抱きしめる力がないことを知るのはつらい事だけど 私を理解して支えてくれる心だけを持っていて欲しい きっとそれだけでそれだけで 私には勇気がわいてくるのです
あなたの人生の始まりに私がしっかりと付き添ったように 私の人生の終わりに少しだけ付き添って欲しい
あなたが生まれてきてくれたことで私が受けた多くの喜びとあなたに対する変わらぬ愛を持って笑顔で答えたい 私の子供たちへ 愛する子供たちへ
この詩は原作者は不詳ですが、樋口了一作曲でヒットしたものだそうです。
この詩をききながら訪問中でしたが、涙がポロポロ…心がわしづかみにされました。 |
|
|
|
|
|
|
|