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お宅は平気ですかの巻 |
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2008年5月は、マイコが担当します。
病院で勤務して10年、色々な出来事がありましたが、その中でも比較的多い出来事について今回書いてみました。
入院は「予定入院」と「緊急入院」2つのケースに分かれています。
「予定入院」は、字のごとく外来等で入院があらかじめ必要と診断されて入院するケースで入院準備をされての入院ですが「緊急入院」は、急に容態が悪くなって準備なく急に入院になるケースです。
この緊急入院でよくある出来事です。
夫婦で二人暮し、奥様が急に容態が悪くなって緊急入院。
旦那様「おまえ、保険証と印鑑は、どっ…どこにあるんだ!?」
奥様「タンスの何段目ですよ…」
旦那様「下着とかタオルとかパジャマとかは、どこにあるんだ!?」
奥様「はぁ、あそことあそこですよ…」
旦那様「あと…」
奥様「いい加減、寝かせて頂戴」
というように、入院に必要な保険証や印鑑をはじめ、日常生活必需品の位置まで把握されていない旦那様、特に高齢になればなるほど多いのが現状のようです。
高齢じゃないからって安心してはなりません。
先日友人が緊急に入院した時に面会に行った際の一言目。
「まったく、旦那が持ってきて欲しい下着とかパジャマとか伝えても全然わからなくって、結局売店で買ったよ。もったいない。」
旦那様だけが悪いのではないと思いますが、大切な保険証などの書類の保管や日常生活品の管理を奥様にまかせっきりのご家庭が多いのが現状だと思います。
病魔は突然襲いかかってくるものです。
どうか、病魔と闘っている愛する奥様への一言目が「保険証はどこだ?」ではなく「大丈夫か、家のことは心配しないで治療に励んでくれ」になりますように。
健康なうちから夫婦間で把握し合って頂き、入院時最低必要物品の位置を把握してくださる旦那様が増えることを心より願っております。 |
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